4月2日より、神戸市立青少年科学館の一部展示室がリニューアルされます。一般公開を前に、青空の桜が満開の中、展示室リニューアル内覧会が開催されました。
今回リニューアルされたのは「第2展示室」と2階の本館と新館とを結ぶ通路部分です。
第2展示室は新たにロボットコーナーが設けられました。このコーナーでは、神戸の Kwasaki 重工の産業用ロボット、神戸発の医療ロボット"hinotori"、そして、生活のいろいろな分野に入りつつある AI を学ぶことができます。
産業用ロボットをコントローラーで操作したり、AIに画像を判断させたり、実際に手を動かして体感することができました。子どもたちも自らの体験を通して興味や不思議が引き出されることでしょう。
また、神戸のロボット産業や医療産業を目の当たりにして神戸って新しいものを作る街だなって、あらためて思ってもらえるのではないでしょうか。
これまで、本館から新館につながる通路には、さまざまなカメラが展示されていました。今回の展示更新では、この通路を利用して、科学館の持つ一つの機能「なぜの発見」につながるように、なぜを発見できるプロジェクションマッピングが導入されました。
通路の壁面、床を利用したプロジェクションマッピングの映像空間には、宇宙、空、海、森、街などが展開し、その中を歩いたり、立ち止まったり、手を拡げたりと歩く人の動作に応じて映像が反応し、いつしか取り込まれて行きます。そんな中に不思議が盛り込まれ、これから訪れる展示室への不思議にいざなうとともに私たちのすむまちが科学に充ち溢れていることに気づきます。多くの大人や子供がこのコーナーのとりこになるでしょう。
私たちの科学館は成長して行くことでしょう。その成長を楽しみに、子どもたちの科学するこころに寄与することを祈っています。