セミナー

神戸女子大学健康福祉学部健康スポーツ栄養学科では、4回生で「卒業論文」という、卒業研究を行い、その成果をまとめ、発表する科目があります。

卒業研究を実りあるものにするため、3回生では「専門演習Ⅰ」「専門演習Ⅱ」という授業を受講します。この授業は、4回生の卒業研究向けた基礎から応用を学ぶことを目的としています。この授業を受講するにあたり、学生は教員の研究テーマを参考にして指導教員を選びます。そして、配属されたゼミにおいて授業を受講します。

健康や栄養、スポーツを私たちにとってより良いものするとき、これまでの「経験」や「勘」、「コツ」を頼っていたのではおのずと限界があります。限界を超えるためには、さまざまな活動で発生するデータを科学的に分析し、有用な情報を発見することが必要になります。

そこで、ゼミでは健康や栄養、スポーツをテーマに実験や調査から得られたデータをもとにして、コンピュータを武器にデータサイエンスの観点から分析し、問題解決を提言することに取り組んでいます。

「専門演習Ⅰ」では、研究を進めるうえで必要なコンピュータ技術の習得を目指して学びを深めています。

データ分析にはPythonというプログラミング言語を使用します。Pythonは、健康スポーツ栄養学科がテーマにしている分野だけではなく、いろいろな分野で使用されています。ゼミ生すべてが、コンピュータやプログラミングに慣れているわけではありません。

そのような、ゼミ生にとってPythonの習得には、大変なところもあります。しかし、ゼミ生同士が協力しながら、いろいろなことを乗り越えて、楽しくコンピュータの勉強をはじめています。



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