科学研究費補助金（国際学術研究）、課題名「長時間気球による超高エネルギー 宇宙線の組成とその相互作用」を利用して、高エネルギー宇宙線観測のための JACEE技術集会を東京大学宇宙線研究所で開催しました。

　この集会には国内の研究参加機関ならびにアメリカの研究参加機関から研究者 が集まりました。集会は 10 月 27 日(日）、28 日(月) の両日開催され、今後の 共同研究に重要な情報交換が行われました。

場所：東京大学宇宙線研究（田無市）

日時：10 月 27 日　10:00 - 17:00

　　　10 月 28 日　 9:30 - 17:00

出席者：尾形、豊田（宇宙線研）、嶽、尾田（神戸大学）、横見（帝塚山大学）、宮村、杉立、 富永、岡田（広島大学）、普喜（高知大学）、浅木森（神戸女子短期大学）、T. Parnell（ NASA ）、 J. Wilkes（ University of Washington ）、M. Cherry（ Louisiana States University )

プログラムならびに内容

10 月 27 日

各機関の現状報告

・高知大学

　　　　コアメトリーによるエネルギー決定（シミュレーション）
　　　　Super-JACEE における運動量解析（シミュレーション）

・神戸グループ

　　　　Dmax 決定の新しいプログラム開発
　　　　新しい顕微鏡システムでの解析準備状況
　　　　エマルションチェンバーでのカスケードシミュレーション

・広島大学

　　　　JACEE-13 の解析進行状況
　　　　スキャナーを使った X -ray film の解析
　　　　Strange Quark Matter Search の論文について

・Louisiana States University

　　　　JACEE-13 zz chamber mapping
　　　　Proton-Helium 論文の進行状況
　　　　エマルション画像解析開発の進行状況

・University of Washington

　　　　ワシントン大学の現状

・NASA/Marshll Space Flight Center

　　　　NASA の現状
　　　　Super-JACEE の現状
　　　　SOFCAL 実験のレビュー

10 月 28 日

・JEM-EC プロジェクト

　　　　JEM-EC プロジェクトの今までの進行状況

・Proton Helium 論文

　　　　論文の内容の検討
　　　　他の機関での再計算による結果のチェック

・Super-JACEE

　　　　昨年のSuper-JACEE実験のレビュー
　　　　解析の進行状況

・JEM Symposium での発表について

・午後、JEM-EC Project の推進について意見交換